アメリカから来日中のリリーさんと、生徒13人との一日。
日本ヴォーグ社ビル内の青い鳥ショップは、このグループで貸切状態になりました。^^;
日本ヴォーグ社の英語のできる方と私の2人でこのグループの対応をしたのですが、
みなさん(中には70代のおばあさんも)とても元気で好奇心旺盛、ニットの質問が飛び交いました。
ショップ内では、雑誌・本が大人気。
これには理由があり、今回彼らの来日目的であるクラフトクルーズで、リリーが日本の編み図の読み方・編み方を教えるので、皆さん競って日本の編み物本を買っていたのです。
他にも、Extri糸や一本針はどこでも買えるわけではないですよ~と教えると、どっさり買われる方もいました^^;
やはりな~と思ったのは、KnitterとCrocheterの分かれっぷり。
日本では、ある程度の編み手であれば棒編み・かぎ編み・アフガン編みはできて当たり前。
アメリカでは、きっぱりと分かれていて、なぜかお互いとの域に溝があるようにも感じられました。
「この模様集、かぎ編みの模様も入っているんだけど、私かぎ編みしないの。棒編みだけの本はなーい?」
などと聞かれたりしました。
模様集はどちらもありますが、デザイン本は大抵どちらも入っている旨を伝えると、「じゃあいいわ」という方も。日本の感覚からすると、え!?という感じですよね。
リリーさんはもちろん両刀のエキスパートですが、一般的にはどちらかを極める方が多いようです。
買い物が終わり、皆さんとランチしている時は、私の着ていた一本針のカーディガンに質問が集まりました。
「どうやって編んでるの?」「こんな編地は見たことがないわ!」「輪に編んでいるの?」などと興味深々な様でした。
私の編み途中の一本針ストールも一生懸命みていました。
一本針は棒編みとかぎ編みとアフガン編みのコンビネーションが編めるんですよと説明すると、「Amazing!でも編み方はさっぱりわからないわ」と言っていました。^^;
かぎ編みをした事のないニッターであればそうだろうな~。
糸は、このリッチモアのトッピングモールが目を引いたようです。
リリーも色違いのを買っていました。
アメリカでこの細さに、段染めプチプチが入ったものは珍しいようです。
ヴォーグ学園の教室もお邪魔し、レースのクラスやら、機械編み、製図科など、普段見られない授業風景が見れて私も楽しかったです。
通訳でドタバタと走り回り大変でしたが、編み物が大好きだという共通点で、とても楽しく有意義な交流ができました。
もっと海外とのニットイベントが増え、情報交換ができればお互いに良い刺激になるのではと思います。
次の日にはご一行様は船にのり、関西、九州へ。
私も四国に飛び、チューリップ社の工場見学に合わせて広島でリリーと合流する?と誘われましたが、
その日は徳島から高松に行く日で、断念。その後は中国・北京に向かったようです。
来月はオランダからニットの先生・エリースさんをお迎えします。
これについては後ほど詳しくお知らせします☆
おまけ写真:毛糸のパンツ!(笑)
暖かいですよ~^^;
片サイドにジグザグ透かし編みが入っています。
どんどん暖かくなってきているので、もう毛糸パンツは必要ないですね^^;
そろそろコットン・麻・シルクの出番かな☆