ラジオ出演で2回ともこの曲をリクエストでかけてもらった
Bill Evansの"Knit for Mary F"。
ビルエヴァンスが亡くなる最後のオリジナル曲で、あまり出回っていない知る人ぞ知る(?)曲です。
この曲をカバーしている唯一の人が、David Benoitなのですが、
ビルエヴァンスよりもメロディーが分かりやすく好きで良く聞いています。
すっかり私のテーマソングになりました!←勝手に
ずっと不思議に思っていたのは、なぜあのビルエヴァンスがタイトルに”KNIT”をつけたのか、
そしてMary Fとは一体誰????という事でした。
そして、リサーチしてみたところ、こんな本を発見してしまいました。
The Mary Frances Knitting and Crocheting Book by Jane Eayre Fryer
子供のニット絵本なのですが、内容はある女の子が突然現れたニットの妖精から、様々な冒険を通して、棒編み・かぎ編みを習い覚えていくというなんとも可愛らしい&夢のある物語です。
そしてこの主人公の名前こそが、Mary Francesなのです!
このメアリーフランシスちゃんの冒険を思い浮かべながら改めて曲を聞くと、さらに良い曲です☆
それにしても、このメアリーフランシスちゃんの絵本。
実はシリーズで、他にSewing(洋裁)・Gardening(園芸)・Cooking(料理)bookなどもあるとか。
いつか自分に子供ができたら、全部揃えて読み聞かせよう!^^
子供といえば、今年度から地元の小学校の外部講師に呼ばれ、手芸クラブでニットを教える事になりました!
打ち合わせに行ってみたら、なんと小学校4年生から6年生まで24人も集まっていました。
一度に24人も教えた事がないので、初回はこちらも緊張しましたが、それ以上に子供たちのやる気と可愛さにとても貴重な体験をさせてもらっています。
初めてアシスタントの方にも手伝って頂いて2人体制で24人を教えています。
家庭科で編み物を習わない時代で、針も糸も持ったことのない子がほとんどで
初日は作り目だけで終わってしまいましたが、将来のニッターの卵を育てていると思い、きちんと教えながらニットの楽しさが伝わればよいなと思っています。
そして本の話題をもう一つ。
Lily Chinの新刊本、出ましたね~。
2ヶ月前に東京でお会いした時には、この本のまとめ執筆をしていました。
彼女のinventionであるReversible Cable,つまり両面縄編みのパターンが30種類以上載っているとか。
私がやったことのあるリバーシブル縄編みは、せいぜい4種類ほど。
可能性がどんどんと広がりそうです。
これができるとマフラーなど、もう通常の縄編みはできませんね。
本人に聞いたところによると、縄編みのチャートの読み方も全く新しい形をとっているそうです。
ん~、なるほどこの方が見やすくて完成図もわかりやすいと私もちらっと見て思いました。
さすがリリー、とても合理的なアプローチです。
おまけ写真。ぼやけてますが‥
Ipponbariで編んだミニチュアセーター。
なんとも面白い、アフガン編みのbobbleがついています。
前回の一本針勉強会で習った技法です。
そこにブレードを編みつけてアレンジしました。
一本針は本当にまだまだ色々な可能性があり、楽しみです。
そして毎回、新しいアイディアを提供される一本針の先生方、素晴らしいの一言です!
私も色々な形で貢献できるように、頑張りまーす。