アメリカではニッター人口がはるかに多いので、ニットのイベントが一年中行われています。
その中でも大きなイベントの主催するのは、アメリカ3大雑誌(?)。
Vogue Knittingは今年ニューヨークで第1回を開催した”
Vogue Knitting Live”を、Knitter's Magazineを出版するXRX社はおなじみ"
Stitches"を。
そしてもう一つはInterweave Knitsなどを出版するInterweave社。
Vogue Knittingに遅れまいと?この会社も今年第一回目のイベントに乗り出しました。
それが
Knitting Lab!
まさに今、11月3日からサンマテオで開催中です。
マリオットホテルと提携しながら、クラス・イベント・ショー・マーケットなどが行われます。
Interweave社にはお世話になっているエディターさんもいるので、行きたいな~と思ってたのですが叶わず。
講師陣のリストは
こちら。
思ったより人数が少なくて、あまり変わり映えしないメンバー‥。(あ、でもリリーがいない?)
Vogue Knitting Liveの時の方が幅広い内容で、男性の先生も複数いたし、面白いテクニックもあったような。
対象にしている層が、西海岸と東海岸では違うのかしら?
もう一つミスしてしまったイベントはイギリスのWool Week!
そんなイベントがあったのね!ってこれも去年から始まったそうです。
The Campaign for Woolという、最近厳しくなっている羊毛産業を皆で盛り上げよう!というイベントで
パトロンはなんとチャールズ皇太子、Paul SmithやVivienne Westwoodなどのデザイナーも参加しています。
campaignforwool.org
国を挙げて取り組んでいる様子が分かります。
いいなー。こちらまでワクワク。
それにしてもチャールズ皇太子、洋服の色合わせがおしゃれ!
黄色に染めあげられた羊ちゃんも魅力的!(←原毛がね)
日本でも今年初めて、先月3日に東京・英国大使館公邸で盛大に行われたそうです。
200名以上の関係者が公邸に集まったとか。
campaignforwool.org
羊と人間のファッションショー。
人間より羊がかわいい。特にフェアアイルのセーターがラブリー。
ウールがこのキャンペーンを通して、優れた天然繊維として再び注目されるかもしれませんね。
羊毛業界が元気になってくれると、ニット業界も元気になるはず、期待しましょう。
最後に、ウールに関してデザイナーVivienne Westwoodが言った面白いコメントを。
「ウールが王ならシルクは女王、綿は叔母で麻は叔父よ」
なんとなく分かるような、分からないような。^^;