先日ヨーロッパから帰ってきました。
今回は途中でハプニングがありまして…
リトアニアで知人夫妻と歩いていたところ、段差を踏み外してグキッ!足首を捻挫してしまいました。数分間ほどは痛みで動けず、う~っと唸るほどでした。すぐに氷を買ってきてもらい冷やしたのですがもう歩く事ができず…旅行中のケガ、やってしまいました。
それからの5日間はどこへも外出できないので、室内でじっとしている日々。ああ勿体ないなーと思いながらも、お手洗いにさえも這って行く状態でしたので、おとなしく過ごしていました。皆さま、足元にはお気をつけて…。
さて、この期間で進んだのはやはり編物。せめて頭と手はフル回転!捻挫する前に買ったレース糸と針で、ショールを始めました。
この糸のDROPSパターンは過去に何回も編んだことがあったのですが、糸を使うのは初めて。(確か北欧の会社だったと思います)
アルパカとシルクブレンドの、柔らかいレースヤーン。癒される触り心地。
真っ直ぐの往復編みですが、編み始め2目目で増やし目をすることで、写真のように縁の目が拾われた状態で針に残っていく編み方です。
後から拾う煩わしさがないので、気分的にも楽ですね。
と言っても楽でないのが、このレースパターンのくりかえし。
変化のないくりかえしは飽きてきて苦手なんです、なんて生徒さんには言えませんが…事実です。
なんとか足の捻挫のおかげ?でここまで編みました。
レース部分が終わってしまえば、あとは針にかかっている目を行ったり来たりしながらメリヤスで編みます。
最後の縁は、I-cord bind offで。編地がしっかり整い完成度が増す、好きな止め方の一つです。
(ちなみに次に出版予定の本は、I-cordの応用本です。お楽しみに!)
レースショールの醍醐味は、ブロッキング。
ショール用のブロッキングワイヤーが見つからなかったので、今回はピン使用です。
模様がくっきり出てきて、ショールが生命を吹き返すよう☆
メリヤス編み部分は、シルクが入っているので光沢があり上品な感じになりました。
アルパカの柔らかさと相まってとてもエレガントな雰囲気。
ショールと言うより、Shawletteなサイズになりましたが、コンパクトで春夏にはいい感じです。
こちらもフリーパターンです☆ラベリーお持ちの方は、Regina Marieで是非。
新刊本については、撮影も無事に終わり順調に進んでいます。今回も色々な方にお世話になっていて、感謝!どんな仕上がりになるか、私も楽しみです。