最近かなりじっくり読んでいる本があります。
本というか分厚い図鑑ですが‥
「世界織物文化図鑑~生活を彩る素材と民族の知恵~」
John Gillowという方が何十年もかけて世界中を旅して集めた生地やニットを、文化的な視点でテクニックなどを解説しています。
手芸から分かるそれぞれの文化・知恵・謎など、とても面白い!
大学で民族学と美術史をかじっていたのですが、「手芸史」というコースもあってもいいのでは!?^^本当に奥が深いです。
その中で気に入ったものをいくつか。
インドネシアとナイジェリアの柄が特に素敵で印象的でした。
インドネシアから。

コウノトリのモチーフで、背景は黒に見えますが、濃い紺のようでした。

同じく、ジャワ島から。
あまり目にする機会がないせいか、とても新鮮で、non-westの模様もいいな~とつくづく思いました。

こちらはナイジェリア。「13の剣」という模様。
生地に、細かいボタンホールステッチ刺繍が施されています。
すごいなぁ~。

同じくナイジェリア。のアディレ・エコ。(ヨルバ語でとうもろこしの粉を使って染めたもの)
この模様は、「私は理性を取り戻しつつある」という意味を持っているそうです。

伝統的な柄なのに、斬新!
色は藍色のようなブルーで、このシンプルだけど奥深いような?不思議な柄でした。
この図鑑を見ながら、一本針のレーススカートを編んでいますが中々進まず‥。
手芸史に興味のある方にはこの本、おすすめです☆
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