オランダ人の友達に連れて行ってもらったテキスタイル・ミュージアム。
ティルバーグと言う、かつて繊維工場で栄えた街の静かな住宅街にひっそりあるのですが、中身はとても充実!
糸になるまでの工程から編地・生地なるまでを、実際に動いているものを見ながら歩きます。
生地の展示も所々にあります。
もちろん機械編みですが、極細糸で繊細、且つ大胆で面白いレース模様。
目を落とした渡り糸のあき具合が◎!ここにビーズを入れたら素敵だろうな‥なんて。
こちらは巨大編み機。
私たちニッターが使うのは大抵、平編み用編み機ですよね。
これは輪編み用。
写真では見えないですが、下から筒状の編地が出てきます。
それにしてもこの機械、恐ろしく音がうるさいのです!
個人の家では近所迷惑で無理ですね^^;←一瞬欲しいと思った(!)
ここのユニークなところは、館内の電子編機や織機を、国内のファッションスクールの学生に
貸し出しをしていると言うこと。
彼らの作業をもちらりと垣間見ることができて、面白かったです。
ここで自分のプロジェクトを思う存分創る事ができるなんて‥いいないいな~!
(というか、輪編み編機を使ってみたい‥^^)
こちらは、編みではなく織りのカテゴリに入ると思うのですが、
服のパーツをこの銃のような機械で、それぞれ糸を織り込みながら生地を作っています。
これもまたドドドドドッと言うすごい音を出します。
パーツの形を見ながら完成品を想像したのですが‥んー難しい!
こちらは、もっとスケールを大きくしてタペストリー。
下書きに沿って色を換えて‥
集中力が要りそうですが、絵ができていくのはとても楽しそうでした。
織りをする方、もちろんニッターの方、色が好きな方、ファッションデザインに興味のある方、
オランダに行かれたら是非この美術館に。
一日中楽しめること間違いなしです!
Textile Museum Tilburg